2018年03月30日

ケアマネジャー試験の受験資格や内容は?

介護を必要としている人と介護サービスを提供する事業所や施設とを繋ぐ橋渡し的な役割を担うケアマネジャー(介護支援専門員)。超高齢社会において活躍の場も多く、ニーズの高い資格です。これまでの経験を活かし、ケアマネジャーの資格を取得し、キャリアアップを図りましょう。近年の資格試験の動向に留意し、受験資格と試験内容について詳しく見ていきます。

ケアマネジャーの資格について

ケアマネジャーとは、介護サービスの計画を立てるプランナーであり、介護サービスのトータルコーディネーターとしての役割を担う専門職です。

ケアマネジャーになるためには、勤務先(または住居地)の都道府県で年に1回実施される「介護支援専門員実務研修受講試験(ケアマネジャー試験)」に合格し、実務研修を修了後に各都道府県に登録する必要があります。2000年(平成12年)4月の介護保険制度導入に伴い創設された各都道府県知事の登録を受ける公的資格です。

保健・医療・福祉に関する国家資格保有者としての実務経験が5年以上など、細かく受験資格の条件が設けられています。また、資質と深い経験が求められるだけでなく、高齢者の身体と心についての知識や、介護保険に関わる法律や制度に関する知識も問われるため、比較的難易度の高い資格といえるでしょう。

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受験資格・試験内容について

近年、ケアマネジャー試験のあり方が検討されています。2015年度(第18回)試験から免除科目が廃止され、2018年度(第21回)試験より、受験資格にも変更があったため、受験資格と試験内容については特に注意が必要です。

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受験資格

従来は介護などの業務従事者などについても受験資格が与えられていましたが、2018年度(第21回)試験から以下①②のいずれかを満たす方が対象となりました。

①特定の国家資格を保有している人

医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士、視能訓練士、義肢装具士、歯科衛生士、言語聴覚士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、栄養士(管理栄養士含む)、精神保健福祉士のいずれかを保有し、これらの国家資格に基づく業務の実務経験が通算5年以上であり、従事した日数が900日以上であれば受験資格を得られます。

②介護施設などで相談援助業務などに従事している人

上記の国家資格を保有していない場合でも、生活相談員、支援相談員、相談支援専門員、主任相談支援員として、受験資格に定められる対人援助業務に通算5年以上の従事期間があり、900日以上の従事日数があれば、受験資格が与えられます。

各都道府県において若干異なる場合があるため、受験資格の詳細は受験地の担当部署に確認し、きちんと把握しましょう。

また、年齢について気になる方もいるかもしれませんが、ケアマネジャーの受験資格には年齢制限はありません。実際にケアマネジャーとして働いている方の年齢を見てみると、40代以上が全体の70.3%を占めており、比較的年を重ねてからもチャレンジしやすい資格だといえるでしょう。

試験内容

ケアマネジャー試験の問題形式は5つの選択肢から複数回答する形であり、ほとんどの都道府県で解答はマークシート方式が採用されています。試験時間は120分間ですが、身体に障がいがあるなどの理由で配慮が必要な場合の受験時間は別途定められています。問題数は合計60問あり、「介護支援分野」から介護保険制度を中心とする内容で25問、「保健医療福祉サービス分野」から基礎として15問、総合として5問、福祉サービスの知識として15問の計35問出題されます。

合格ラインは、各分野の正答率70%程度を基準としていますが、問題の難易度によって毎年補正されています。合格目安として各分野70%以上の正答率を目標にするとよいでしょう。

受験資格があるなら、チャレンジしてみませんか?

ケアマネジャーになるための「介護支援専門員実務研修受講試験」は、ここ数年の合格率が20%前後と低く、2018年度(第21回)試験から受験資格の条件が厳しくなったこともあり、難易度は高くなっているといえます。

ケアマネジャーには、介護に関する豊富な経験・知識と責任感の強さが求められますが、高齢者の生活を支える重要な仕事であり、その分やりがいもあります。
介護の仕事で責任のあるポジションでやりがいを持って働きたいという方は、介護業界における上位資格であるケアマネジャー資格の取得をぜひ目指してみてはいかがでしょうか。

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