2018年07月06日

介護福祉士を目指すなら、受験資格を知っておこう

介護関連で唯一の国家資格である介護福祉士の資格を取得するためには、介護福祉士国家試験に合格する必要があります。試験は年1回実施されますが、介護経験が豊富というだけでは受験することができません。受験するための条件(受験資格)が設けられていますので、押さえておくべき受験資格についてご紹介します。

介護福祉士国家試験の受験のための4つのルート

介護福祉士国家試験の受験にあたっては、国籍や性別、年齢、学歴などの制約はありません。しかし、受験するためには、「実務経験ルート」「養成施設ルート」「福祉系高校ルート」「EPAルート」のいずれかのルートで受験資格を得ることが必要です。

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実務経験ルート

介護の実務経験が3年以上ある方は「介護福祉士実務者研修」を修了するか、「介護職員基礎研修」と「喀痰吸引等研修」の両方を修了していることで受験資格が得られます。いずれの場合も、筆記試験合格後の、実技試験は免除されます。なお、「介護職員基礎研修」は2012年度末に廃止されていますので、基礎研修未修了で、これから「実務経験ルート」での受験を目指す方は、「介護福祉士実務者研修」を修了する必要があります。

養成施設ルート

介護福祉士養成施設で2年以上学んで卒業(修了)する、または福祉系の大学などを卒業後、介護福祉士養成施設で1年以上学んで卒業(修了)すれば受験資格が得られます。いずれの場合も、筆記試験合格後の実技試験は免除されます。

福祉系高校ルート

福祉系高校とは、厚生労働大臣および文部科学大臣が指定した介護福祉士の養成を行う高校です。福祉系高校と特例高校に分類されます。

福祉系高校を卒業した場合は、入学年度によって受験資格が変わります。

・2009年度以降に福祉系高校に入学し、新カリキュラムを履修して卒業すると受験資格が得られます。筆記試験合格後の実技試験は免除されます。

・2008年度以前に福祉系高校に入学し、旧カリキュラムを履修して卒業する、または2009年度以降に特例高校に入学し卒業した方が、介護の実務経験を9ヵ月以上行うと受験資格が得られます。この場合、介護技術講習を受けて筆記試験合格後の実技試験を免除する、または講習を受けずに実技試験を受ける、どちらかのコースを選択します。

EPA(経済連携協定)ルート

介護福祉士資格を取得することを目的とし、日本で就労および研修を受けているインドネシア、フィリピン、ベトナム人の方をEPA介護福祉士候補者といいます。3年以上の介護の実務経験を行うと受験資格が得られます。この場合、介護技術講習を受ける、または実務者研修を修了して実技試験を免除する方法と、講習を受けずに実技試験を受ける、どちらかのコースを選択します。

「介護福祉士実務者研修」とは?

「実務経験ルート」「養成施設ルート」「福祉系高校ルート」「EPAルート」の4つのルートのうち、「実務経験ルート」で介護福祉士目指す方に向けて、「介護福祉士実務者研修」について説明します。

「介護福祉士実務者研修」とは、コミュニケーション技術から医療的ケアまで、介護に関する専門的・実務的な知識と技術を習得する研修です。介護職としての実務経験や資格を持っていない方でも受講することが可能ですが、すでに介護の資格を持っている方であれば、保有する資格によって科目が免除され、受講時間や受講期間が短くなります。

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受験資格のない方は、実務者研修を修了して実務経験ルートで受験を目指そう

ここまで、介護福祉士の資格を取得するためには介護福祉士国家試験を受験する必要があること、その国家試験を受験するためには、4つのルートのいずれかの条件を満たして受験資格を得る必要があることを説明してきました。

介護福祉士を目指す方は、まずは自分に受験資格があるのかを確認しましょう。4つのルートのいずれにも該当しない方は、「介護の実務経験3年以上」に加え「介護福祉士実務者研修」を修了して、実務経験ルートを目指しましょう。実務者研修の研修期間は6ヵ月以上とされていますが、介護職員初任者研修やホームヘルパー2級など介護の資格を持っている方なら、研修内容が一部免除される制度もあります。介護福祉士合格に向けて、受験資格取得への第一歩を踏み出してみてください。

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